Torcello island
サンタ・マリア・アッスンタ
トルチェッロの古代モザイク教会
見事なモザイクで彩られ、緑豊かな自然に囲まれた古い大聖堂。
この場所が特別な理由
壮麗なモザイク装飾
壁や床を彩るのは12~13世紀のビザンチン=ヴェネト様式のモザイク。後陣には聖母子像、入口壁には迫力ある最後の審判の場面が描かれています。
ラグーン最古の教会のひとつ
7世紀創建のこの元大聖堂は、ヴェネツィア潟で最も古いビザンチン=ロマネスク建築の現存例です。
多くの部分が当時のまま
14世紀以降トルチェッロの繁栄が衰え、増改築を逃れたため、現在もほぼ創建時の姿を留めています。
11枚の解説付き写真でサンタ・マリア・アッスンタの魅力を発見。
ギャラリーを開くここで体験できること
- 静かで素朴、ほとんど手つかずのまま残る古い教会に足を踏み入れてみましょう。
- 壮大なモザイクの細部に目を奪われます。
- このような教会が、こんな静かで人里離れた場所にあることの稀少さも感じてください。
- 鐘楼に昇れば、手つかずの潟や遠くに浮かぶヴェネツィアの景色を望めます。
最後の審判のモザイクが語るもの
教会の屋根から元の入口ポータルまで広がる壮大なモザイクは、ひとつ以上の物語を描いています。
色ガラスのテッセラ(小さな四角いピース)で細やかに作られ、視覚的に6つの縦区画に分けられています。
トップセクション
これが磔刑です。
キリストは十字架にかけられ、左右には母マリアと右側に福音記者ヨハネが立っています。
キリストの足元の小さな丘は、彼の遺体が納められた石の墓を象徴しています。
上部中央エリア
これは復活です。
善が悪に打ち勝った勝利を象徴する、力強く荘厳なキリスト像。
彼は、鍵と錠前が散らばる暗い塚の上に立ち、墓からの脱出を表現しています。
足元では、悪魔の姿を踏みつけています。
下部・中部セクション
ここでキリストは裁きの座に着き、両脇には使徒たち、背後には天使たちがいます。
足元には2つの赤い輪があり、ここから地獄の炎が始まり、煉獄へと下っていきます。
その一段下には、豪華に装飾された空の玉座があります。
両脇にはひざまずくアダムとイヴが、キリストに玉座に座り許しを願っています。
玉座のそばでは天使たちがラッパを吹き、審判の時を告げ、海で亡くなった者(右)と陸で亡くなった者(左)を呼び出して復活させ、裁きを受けさせます。
下部セクション
そしてついに、最後の審判の日が訪れます。
出口の上に描かれたこの場面は、訪れる人々の心に強い印象を残すためのものです。
聖堂の守護聖人・聖母マリアのアーチ型イコンが扉の上に配置され、信者に祈りの人生を送り、楽園(左側)への道を歩むよう促しています。
対照的に、右側には暗く恐ろしい結末が描かれています。
左右で描かれる光景は非常に印象的です。
片方には春の花々や木陰の庭、ヤシの木、平和な楽園の様子。
もう一方には、炎が罪人の体を舐め、蛇が骸骨の目を這い、地獄の炎に包まれる頭部…。
善く生きよ、さもなくばその報いを受けよ――背筋が凍るような警告です。
また、重苦しいテーマの中に少しの皮肉とユーモアも見受けられます。
天使が公平に魂を量ろうとする傍ら、二体の悪魔が小さな白い粉袋を天秤にこっそり載せ、悪魔側に有利になるよう細工しているのです。
見覚えがあるでしょう?
最後の審判は、すべてのアブラハム系宗教に共通する重要な思想です。
ウィキペディアには、さまざまな宗教や時代、芸術家による多彩な解釈が紹介されています。
さらなるビザンチン・モザイク
モザイクといえばサン・マルコ寺院が注目されがちですが、トルチェッロからヴェネツィアへ向かう途中でムラーノ島に立ち寄り、バジリカSanti Maria e Donatoを訪れる価値も十分あります。
聖母マリアの見事な黄金のモザイクや、床一面に広がる美しいモザイクは必見です。
近くの見どころ
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トルチェッロの鐘楼